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人との出会いのおかげで
今がある

私は放射線技師としての臨床経験を経て、現在の遠隔読影事業に携わっています。
医師が中心となっている企業が多い業界の中では少し珍しいかもしれませんが、これまでの道のりには、常に人との出会いがありました。

放射線技師を志したのは40年以上前の高校時代のこと。体調を崩して入院した際に、検査で優しく接してくださった技師さんとの出会いがきっかけです。
そこから技師の専門学校に進学して病院やクリニックで臨床経験を積み、そこでの新たな出会いをきっかけに健診業界に移ったことから、独立を志すようになりました。

独立後ニットーメディカルシステムズの代表に就任し、ノウハウの無いところから遠隔読影事業を構築して今日に至りますが、これも決して私ひとりでは成し得ませんでした。たくさんの人と出会い、きっかけやお力添えをいただいたからこそ、今があると感じています。

みなさんと助け合って
医療に貢献したい

日本の医療には、まだまだたくさんの課題があります。コロナ禍を機に進歩した面もあるとはいえ、インフラ整備は諸外国と比べて遅れをとっています。さらに医療の高度化が進む一方で、専門性の高い人材の不足も深刻です。

そんな課題の解決に、放射線技師出身の私だからこそ貢献できることがあると考えています。ただそれにも、みなさんの助けが必要です。
現在撮影や読影に携わる人材の確保や教育に力を入れていますが、そこには医師・放射線技師のみなさんとの出会いがあります。システムの改善やインフラの整備を進めていくうえでも、メーカーや行政のみなさんとの協力が欠かせません。

また技師が中心となっている企業が珍しいからこそ今後も力を入れていきたいのが、技師の仕事のあり方を提案することです。
技師としてのレベルの底上げはもちろん、撮影から画像づくり・読影チェックまでできる職種だからこそ、仕事の幅を広げられるような試みを行なっています。「ただ撮影するだけ」の技師にしないことで、今よりもさらに他職種との協力を深め、最終的には医療の質向上につながると考えています。

この他にも、施設の充実や遠隔読影ネットワークの拡大など、新たに取り組みたいことは数えきれません。これからも出会いを大切に、多くの人と助け合って医療への貢献を続けてまいります。

代表取締役　酒井勝美